南アフリカのFX詐欺：ダーバンのトレーダーが数百万ドルを詐取し、懲役10年の判決を受ける

南アフリカのダーバン出身の外国為替トレーダー、ムファンド・マンチ氏は、数百万ドルをだまし取った詐欺的な投資スキームを実行した罪で懲役10年の判決を受けた。

マンチ氏はダーバンの専門商業犯罪裁判所で詐欺を含む複数の罪状を認めた。

報道によると、マンチ氏は2020年6月から2021年4月までの間に、自身の会社であるCrypto Mzansi Group (PTY) LTDを通じてこれらの犯罪を犯した。同氏は投資家に対し、仮想通貨投資は1,000%の利益をもたらすと約束したが、実際の投資取引には顧客の資金を使用しなかった。贅沢品の購入など、約450万ランドが自身の個人的な出費に費やされた。

多くの投資家の貯金がポンジスキームにつぎ込まれたが、マンチ氏は詐欺が暴露された後、足跡を隠した。同氏は最終的にケープタウンで逮捕された。

当局は同氏の資産を押収し、資金の一部を回収した。そしてマンチ氏は今後10年間を刑務所で過ごすことになる。

マンチ氏の事件は、近年南アフリカで最も重い刑罰を受けた仮想通貨詐欺事件であり、規制されていない仮想通貨投資のリスクを浮き彫りにするだけでなく、同国における詐欺行為に対する取り締まりがますます厳しくなっていることを示している。

優先犯罪捜査局は、金融サービス提供者の情報を金融セクター行動監視機構（FSCA）で確認するよう国民に呼びかけている。