European Securities and Markets Authority

欧州証券市場監督局（ESMA）は、投資家保護の強化と金融市場の安定・秩序の促進を通じて、EU金融システムの安定性確保に貢献する、独立した欧州連合（EU）機関です。

ESMAは独立した機関ですが、欧州議会を含む欧州機関に対し説明責任を負っており、欧州議会では経済通貨委員会（ECON）の要請に応じて正式な公聴会に出席します。また、欧州連合理事会、欧州委員会にも出席します。ESMAは、会合や年次報告書を通じて、定期的に各機関に活動状況を報告しています。

性質

政府機関

沿革

ESMAは、2009年のドゥ・ラロジエール報告書の勧告を受け、分散型ネットワークとしての欧州金融監督システム（ESFS）の設立を求める中で設立されました。 2011年1月1日、設立規則に基づき、欧州証券監督者委員会（CESR）に代わり、業務を開始しました。CESRは、EU全体にわたる一貫した監督を促進し、欧州委員会に助言を行っていたNCAのネットワークでした。

規制機能

●投資家、市場、金融の安定性に対するリスクの評価。

●EU金融市場のための単一ルールブックの完成。

●監督の収斂の促進。

●信用格付け機関、取引情報蓄積機関、証券化情報蓄積機関の直接的な監督。

接触

電話番号：+33 1 58 36 43 21

ファックス：+33 1 58 36 43 30

電子メール：info@esma.europa.eu；名.姓@esma.europa.eu

住所：ESMA 103 rue de Grenelle 75007 Paris, France

郵便番号：ESMA CS 60747 103 rue de Grenelle 75345 Paris Cedex 07, France

ESMA はレバレッジ外国為替を直接監督しませんが、外国為替ブローカーは、MiFIR や MiFID II など、ESMA によって制定された対応する法律や規制に従う必要があります。

通常、ESMA規制対象ブローカーのプロフィールは、ESMAウェブサイトの投資会社ページに掲載されています。該当のプロフィールを探し、ブローカーウェブサイトの情報と一致するかどうかを確認してください。

詳細な手順は以下のとおりです。

1. 投資会社ページにアクセスし、EU内のすべての投資会社のリストを確認します。

https://www.esma.europa.eu/investment-firms

注：このリストには、ESMAが受け取ったすべての関連情報と、投資会社に認可されているサービスまたは活動に関する情報が含まれています。

2. 確認が必要な投資会社のリンクアドレスをクリックして、詳細情報を確認します。

ESMA規制対象ブローカーとの紛争が発生した場合は、以下の方法で対応できます。

1つ目の方法：ブローカーに直接連絡し、解決策を見つけるために話し合うことをお勧めします。

電話、メール、または直接会って連絡を取ることができます。ブローカーの苦情の担当者が不明な場合は、会社のホットラインまたはコンプライアンス部門に直接電話してください。

2つ目の方法：ブローカーの解決策に満足できない場合は、当該国の金融苦情処理機関に苦情を申し立てるか、仲裁/調停制度を申請することができます。

EUの規則では、ADR機関を通じて苦情を解決することができ、通常90日以内に回答が届きます。

●国境を越えた苦情

苦情の対象となっている企業がEU加盟国に登録されている場合は、その企業が所在する国のADR制度に申請する必要があります。

●金融紛争解決ネットワーク

欧州経済領域（EEA）加盟国の国家裁判外紛争解決プログラムの金融紛争解決ネットワーク（FIN-NET）は、消費者が国境を越えた取引から生じる可能性のある障害を克服できるよう支援することを目的としています。

FIN-NETのウェブサイトでは、消費者が金融サービス提供者の所在国における適切な裁判外紛争解決プログラムを確認し、機関に直接連絡することができます。FIN-NETプログラムでは、消費者が金融契約の言語、または金融サービス提供者と通常やり取りする言語で、国境を越えた苦情を申し立てることも可能となっています。