マレーシアの保険代理店が投資詐欺で158万リンギットを失った。この詐欺は昨年シンガポールで起きた賭博行為に関連していると報じられている。
マレーシア警察によると、58歳の被害者は昨年11月にWhatsAppで投資機会について知った。
取引口座を登録すると、すぐにカスタマーサービススタッフを名乗る人物が連絡を取り、入金して投資を始めるよう案内した。
昨年12月末から今年2月まで、この被害者は詐欺師に27回送金しており、送金したお金のほとんどは銀行ローン、クレジットカード、友人から借りたお金だった。さらに、被害者のお金が振り込まれた6つの銀行口座は、6つの異なる会社の名前で登録されていた。
警察によると、被害者は約束された投資収益を得られず、詐欺師からさらにお金を支払うよう求められたため、騙されたと気づいたという。
さらに警察は、ディープフェイク技術を使って著名人を装い投資スキームを宣伝する動画に注意するよう人々に警告している。これらの動画では、詐欺師は投資家がRM1,200の元金を支払うだけでRM100,000の利益が得られると主張し、さらにマレーシア政府が承認した投資スキームであると虚偽の主張までしていた。